美勇伝アルバム8曲目は「クラクラ ディナータイム」。前回、前々回とアルバム曲いいぢぁないっすか!な流れの中タイトルを見て、だ、だいじょうぶ、なのか。。。と思わずにいられなくなった。このタイトルはないな。年上なのに子供っぽい彼が大好きなヒロインのお話。そのうえ、ベタベタで甘々なこっ恥ずかしさ全開のリリック。。。こういう愛は盲目的シチュは個人的に好きなんだけど、もう一歩、彼の側のレスがつかめるようなラインだったらなおよし、でした。このシチュでバカップルだったら間違いなくベストだったはず。可愛いリリックってこういうのをいうんだろうな。こうしたヒロインの盲目っぷり、クラクラっぷりがタイトルの「クラクラ」を指してるほかに、さらに曲の始まりから曲中ずっと背景でなってる「クラップ」もひっかけてるんだろう。ベタというかはぁ?って感じだ。つんくのジョークはレベルが高すぎてまったくついていけないときがしばしばある。まぁそれは置いといて、曲の方もオルガン音やらウィンドチャイム音が鳴り響くキュートなポップスで、リリックの世界観とフィットしてて凄くいい。AKIRAはストレートなR&B風アレンジあるいは作曲よりも、こういう割とポップスを軸にした曲調の方が間違いなく冴えてる。なっちゃんこと星井七瀬の往年の名曲MY FRIENDのAKIRAによるあの名アレンジっぷりを思い出して欲しい。って、アルバム曲に加え、たぶん誰も思い出せない感じでスイマセン!!!!!にしても、リリックと曲がきちんとまとまってていい。最初はこのタイトルはねーよと思ってたのに、ぐるっと回ってこのタイトルこそだろ!になっちゃいましたサーセン。あ、そういえば、一つ。せっかくクラップを意識して使ってるんだから、クラップとリリックとの呼応みたいな遊び、ギミックがあってもいいじゃないかなって思った。てかクラップを意識し始めてから、そういうところがあるのではと待ち構えつつ聴いていたのに。