美勇伝、第四弾シングル。A面は「ひとりじめ」。セカンド、サードの四つ打ち路線とは手を切って、ここでR&B調のミディアムバラードとは。メロディーはなんとなく娘。のAs For One Dayとか思い出す。結構好きなんだよなぁこういうマイナー進行のメロディー。で、四つ打ち路線と手を切ったのに、リリックが前作「紫陽花〜」の路線に乗っかりつつ、さらに酷い方向にいっちゃった模様。好きな彼の想い人は、やっぱり「髪が長い」訳で。。。紫陽花も同じ設定だったよね。今回は、彼の好きな人にはなれないから、彼女のココロとカラダになりかわって、彼の視線を「ひとりじめ」したいの。。。妄想の中でならせめて!みたいな。もちろん電波じゃないので、こんな魔法なんてないことに気付いてるんだけど、この現実感の落差が逆にかなり痛い。いっぽうB面、「終わらない夜と夢」。正統派ラブバラード。リリックに「泣き上戸なとこは母親ゆずり」ってあって、このラインはファーストのカップリング「銀杏〜」にもあった。仮に「終わらない〜」と「銀杏」のヒロインが同一人物だとすると、「終わらない〜」→「銀杏」って時系列になって、「銀杏」の一時的な別れ(遠距離恋愛なんだろう)と今回の付き合いはじめのキモチがつながって、やっべぇ物語見せつけられた気になる。しかもちょっと、「終わらない夜と夢」ってタイトルからして、終わってしまいそうな兆しがあることへの抵抗と考えられるから、この曲は「銀杏」のほんの直前のキモチを歌ったのではないかとも邪推してしまう。単なる付き合いはじめの不安なのかもしれないけど、リリックの中にちらっちらっと見えるヒロインの決意がもっと大きな不安との苦闘を演じてるように思えてならない。「銀杏」がアフターだったとはね、すっかりヤラれた。とんだエロゲーじゃねーか。もう一作ぐらいあれば、もっとこの世界観を楽しめるなぁと思うので、それを楽しみに明日は第五弾に挑戦!!!もしもう一作あるとすると、銀杏三部作とか言われてんのかなその界隈では。